ブラウザの種類とバージョンを指定され、これを鵜呑みにして納品すると、えらい目に合うことがある。
IEの互換表示設定だ。
Webアプリケーションの起動URL(ホスト名部分)をIE互換表示設定で指定すると、どうやらIE7と同等の機能でWebページを表示するようになる(らしい)。
何れにしても想定したバージョンとは違うレンダリングが行われてしまう。
これはぜひとも避けなければならない。
回避策は以下の通り。
- HTMLのmetaタグもしくはレスポンスヘッダに「X-UA-Compatible」を追記する。
この際、contentとしてレンダリングを希望するIEのバージョンを指定できる。
これは最新のレンダリングエンジン「Edge」が無難なようだ。これを指定すると「利用できるもっとも互換性の高いモードを使用するように指示できる」そうだ。
以下はmetaタグに追記する例だ。
<head> <meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge" /> </head>